1941年11月9日、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)のギタリスト、トム・フォガティがカリフォルニア州バークレーで生まれた。
トム・フォガティは、後にCCRの中心人物となるジョン・フォガティの兄である。弟のジョン、スチュ・クック、ダグ・クリフォードらとともに、1950年代末から地元で音楽活動を始めた。
当初はブルー・ベルベッツ、続いてゴリウォッグスという名前で活動。1968年にクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルへと改名し、同年にアルバム『Creedence Clearwater Revival』を発表した。
CCRの音楽は、ブルースやカントリー、ロックンロールを融合したシンプルで力強いサウンドが特徴だった。サンフランシスコ周辺で活動していたバンドでありながら、当時のサイケデリック・ロックとは異なる、土臭くルーツに根ざした音楽性で独自の存在感を示した。
トムは主にリズム・ギターとバック・ボーカルを担当。弟ジョンの力強いボーカルと印象的なギター、ソングライティングが注目される一方で、バンドのサウンドを支える重要なメンバーだった。
1969年には『Bayou Country』『Green River』『Willy and the Poor Boys』と立て続けにアルバムを発表。さらに1970年の『Cosmo’s Factory』も大きな成功を収め、CCRは米国を代表するロック・バンドへと成長した。
しかし、バンド内ではジョンへの権限集中などをめぐってメンバー間の溝が深まっていく。トムは1971年初頭にCCRを脱退。その後はソロ活動を展開し、『Tom Fogerty』『Excalibur』『Zephyr National』などの作品を発表した。
1990年9月6日、トムは48歳で亡くなった。CCRは1993年にロックの殿堂入りを果たしているが、トムもそのメンバーとして名を刻んでいる。
CCRの歴史を振り返るとき、ジョン・フォガティの存在が大きく語られるのは当然だろう。しかし、バンドの原点をともに作り、独特のリズムとサウンドを支えたトム・フォガティもまた、CCRに欠かせない存在だった。
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流れるようなギターと力強いリズム『Proud Mary』
1969年に発表されたCCRの代表曲。ジョン・フォガティが作曲した楽曲で、流れるようなギターと力強いリズムが印象的だ。トムはリズム・ギターとバック・ボーカルで参加し、バンドの一体感あるサウンドを支えている。
