1954年11月9日、アイアン・メイデンの初期ギタリスト、デニス・ストラットンが英国ロンドンで生まれた。
デニス・ストラットンは、1979年にアイアン・メイデンへ加入したギタリスト。スティーヴ・ハリス率いる同バンドが、英国のヘヴィメタル・シーンで頭角を現し始めた時期にメンバーとなった。
加入前は、ロンドンを拠点とするレムス・ダウン・ブールヴァードなどで活動。ルーリー・ギャラガーやステイタス・クォーとのツアーを経験するなど、ライブ・ミュージシャンとしての実績を積んでいた。
アイアン・メイデンではデイヴ・マーレイとともにツイン・ギターを担当。1979年のコンピレーション・アルバム『Metal for Muthas』に関連する活動を経て、1980年に発売されたデビュー・アルバム『Iron Maiden』のレコーディングに参加した。
この作品には「Phantom of the Opera」「Running Free」「Prowler」など、後のライブでも重要なレパートリーとなる楽曲が収録されている。ストラットンとマーレイによるギターの掛け合いやハーモニーは、後のアイアン・メイデンを特徴づけるツイン・ギター・スタイルの初期形を示すものだった。
しかし、デビュー・アルバム発表後、ストラットンはバンドを離れることになる。本人の後年のインタビューでは、マネージャーのロッド・スモールウッドとの関係や、バンド内での生活スタイルの違いなどが語られている。後任にはエイドリアン・スミスが加入し、バンドは次作『Killers』へと進んでいった。
アイアン・メイデン脱退後、ストラットンはライオンハートを結成。さらに1990年からはプライング・マンティスにも参加し、英国ハードロック/ヘヴィメタルのシーンで活動を続けた。その後もライオンハートを再始動させ、作品発表やライブ活動を行っている。
アイアン・メイデンはその後、世界的なヘヴィメタル・バンドへと成長した。ストラットンの在籍期間は短かったものの、デビュー作のサウンドを形作った初期メンバーとして、その功績はバンドの歴史に刻まれている。
価格:1,375円(税込、送料無料) (2026/11/8時点) |
バンドの演奏力と構成力を味わえる一曲『Phantom of the Opera』
1980年のデビュー・アルバム『Iron Maiden』に収録された長尺の楽曲。複雑な展開と疾走感、ツイン・ギターによる印象的なフレーズが特徴で、初期アイアン・メイデンの音楽性を象徴する作品のひとつ。デニス・ストラットンが参加した時期のバンドの演奏力と構成力を味わえる一曲である。
