Soundgarden『Ultramega OK』

アルバム

1988年10月31日リリース(米国)

アーティスト:Soundgarden
アルバム:Ultramega OK

1988年10月31日、米シアトル出身のロックバンド、Soundgardenがデビュー・フルアルバム『Ultramega OK』をリリースした。

当時のアメリカのアンダーグラウンド・ロック・シーンで頭角を現していたSoundgarden。本作は、独立系レーベルSST Recordsから発表されたアルバムであり、後にグランジ・ムーブメントを牽引するバンドの初期衝動が刻まれた重要作だ。

サウンドの特徴は、70年代ハードロックやヘヴィメタルの重厚さに、パンク・ロックの荒々しさやサイケデリックな要素を融合させた独自のスタイルにある。Kim Thayilのうねるようなギター・リフ、Hiro Yamamotoのベース、Matt Cameronの力強いドラミング、そしてChris Cornellの圧倒的なボーカルが一体となり、独特の緊張感を生み出している。

アルバムからのシングル「Flower」は、Kim Thayilがギターの弦に息を吹きかけるという実験的な手法を取り入れた楽曲。印象的なギター・サウンドとChris Cornellのボーカルが絡み合い、バンドの個性を強く印象づけた。

一方、「Beyond the Wheel」では重厚な演奏とドラマティックな展開が楽しめる。また、ブルースの巨匠Howlin’ Wolfの「Smokestack Lightning」を独自のヘヴィなサウンドでカバーするなど、ルーツ・ミュージックへの敬意と実験精神も感じられる。

本作はグラミー賞の最優秀メタル・パフォーマンス部門にもノミネートされた。Soundgardenが世界的な成功を収める以前の、荒々しく実験的な魅力を味わえる作品であり、シアトルのロック・シーンからグランジが台頭していく流れを知るうえでも聴いておきたい一枚だ。

収録曲

  1. Flower
  2. All Your Lies
  3. 665
  4. Beyond the Wheel
  5. 667
  6. Mood for Trouble
  7. Circle of Power
  8. He Didn’t
  9. Smokestack Lightning
  10. Nazi Driver
  11. Head Injury
  12. Incessant Mace
  13. One Minute of Silence

メンバー

  • Chris Cornell:ボーカル
  • Kim Thayil:ギター
  • Hiro Yamamoto:ベース
  • Matt Cameron:ドラムス

代表曲「Flower」

アルバムからのシングル「Flower」は、実験的なギター・サウンドと重厚なバンド・アンサンブルが印象的な一曲。後のグランジ・シーンにつながるSoundgarden独自のサウンドを、初期の段階から感じ取ることができる。

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