1959年11月5日、カナダのオンタリオ州キングストンに、後に世界的なロック・スターとなるブライアン・アダムス(Bryan Adams)が生まれた。
ブライアン・アダムスは、力強く伸びやかな歌声と、ストレートで親しみやすいロック・サウンドを武器に、1980年代から現在に至るまで第一線で活躍を続けるシンガー・ソングライターだ。
外交官だった父親の仕事の関係で、幼少期にはイギリスやイスラエル、ポルトガル、オーストリアなど各国で暮らした。その後、10代半ばでカナダのバンクーバーに戻り、本格的に音楽活動を開始する。
1970年代後半には、後に長年のパートナーとなるソングライター、ジム・ヴァランス(Jim Vallance)と出会う。二人の共同作業は、ブライアン・アダムスの音楽的な基盤を築き、数々のヒット曲を生み出すことになる。
1980年、アルバム『Bryan Adams』でソロ・デビュー。1983年の3作目『Cuts Like a Knife』から「Straight from the Heart」が全米トップ10入りを果たし、アメリカでも広く知られる存在となった。
そして、彼のキャリアを決定づけたのが1984年発表のアルバム『Reckless』だ。
「Run to You」「Somebody」「Heaven」「Summer of ’69」など、現在もライブで演奏される代表曲を多数収録。アルバムは世界的なヒットとなり、ブライアン・アダムスは80年代を代表するロック・アーティストの一人として確固たる地位を築いた。
1985年のチャリティー・コンサート「ライヴ・エイド」にも出演。音楽を通じた社会貢献にも積極的に取り組み、翌1986年にはカナダのミュージシャンたちとチャリティー・シングル「Tears Are Not Enough」に参加した。
1991年には、映画『ロビン・フッド』の主題歌「(Everything I Do) I Do It for You」が世界的な大ヒットを記録。ロック・ナンバーだけでなく、壮大なバラードでもその存在感を示した。
その後も「All for Love」「Have You Ever Really Loved a Woman?」などのヒットを重ね、グラミー賞やジュノー賞を受賞。カナダを代表する音楽家として、カナダ勲章やカナダ音楽の殿堂入りなど、数々の栄誉にも輝いている。
また、音楽活動と並行して写真家としても活躍。ファッション誌や広告の撮影を手がけるなど、表現者として多彩な才能を発揮している。
デビューから40年以上を経た現在も、レコーディングやワールド・ツアーを続けるブライアン・アダムス。時代の流行に左右されないメロディーと、ライブで映える骨太なロック・サウンドは、世代を超えて多くのファンに愛されている。
代表曲 Summer of ’69
1984年のアルバム『Reckless』に収録された「Summer of ’69」は、ブライアン・アダムスを象徴する代表曲の一つだ。
ジム・ヴァランスとの共作によるこの楽曲は、勢いのあるギター・リフと覚えやすいメロディー、青春時代を振り返る歌詞が印象的なロック・アンセム。ライブでも大きな盛り上がりを生み出す定番曲となっている。
発表から長い年月を経ても色あせない魅力を持ち、ブライアン・アダムスの名前とともに世界中のロック・ファンに記憶されている一曲だ。
YouTube参考リンク: Bryan Adams「Summer of ’69」検索


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