1983年10月29日
Pink Floydの名盤『The Dark Side of the Moon』(邦題:狂気)が、米Billboard 200で通算491週目のチャートインを記録し、当時の最長在籍記録を更新した。
1973年3月に発売された『The Dark Side of the Moon』は、Pink Floydの代表作であると同時に、プログレッシブ・ロックの歴史を代表するアルバムのひとつ。
時間、金銭、戦争、死、精神といった普遍的なテーマを扱い、アルバム全体をひとつの作品として構成したコンセプト・アルバムとして知られる。
心臓の鼓動を思わせる効果音から始まり、「Time」「Money」「Us and Them」などの楽曲を経て、再び心臓の鼓動へと戻る構成は、作品全体に強い一体感を生み出している。
サウンド面では、シンセサイザーやテープ・ループ、効果音、多重録音などを駆使した精緻なスタジオ・ワークが特徴。アラン・パーソンズのエンジニアリングも、アルバムの完成度を高める重要な要素となった。
本作は米国Billboard 200で1973年4月に1位を獲得。その後も長期間にわたってチャートにとどまり続け、1983年10月29日付のチャートで通算491週目を記録した。
それまでの記録は、ジョニー・マティスのベスト・アルバム『Johnny’s Greatest Hits』が保持していた490週。『The Dark Side of the Moon』はこれを上回り、当時の米国アルバムチャートにおける最長在籍記録を打ち立てた。
発売から10年を経てもなお売れ続けたという事実は、本作が一時的なヒットにとどまらず、世代を超えて聴き継がれる作品となったことを示している。
その後も再発や記念盤の発売を通じて人気を維持し、現在に至るまでロック史上屈指のロングセラー・アルバムとして知られている。
メンバー
Vo./Bs. ロジャー・ウォーターズ – Roger Waters
Vo./Gt. デヴィッド・ギルモア – David Gilmour
Kb. リチャード・ライト – Richard Wright
Dr. ニック・メイスン – Nick Mason
収録曲
- Speak to Me
- Breathe (In the Air)
- On the Run
- Time
- The Great Gig in the Sky
- Money
- Us and Them
- Any Colour You Like
- Brain Damage
- Eclipse



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