Deep Purpleのオリジナル・ベーシスト、ニック・シンパー誕生

ロック史この日

1945年11月3日、イギリス・グロスターに、後にDeep Purple(ディープ・パープル)のオリジナル・ベーシストとして知られるニック・シンパー(Nick Simper)が誕生した。

本名はニコラス・ジョン・シンパー。1960年代の英国ロック・シーンで活動を始め、ジョン・ロードやリッチー・ブラックモアらとともに、ハード・ロックの歴史に名を刻むバンドの創成期を支えた人物である。

Deep Purpleの結成と初期の活動

1968年、シンパーはジョン・ロード、リッチー・ブラックモア、ロッド・エヴァンス、イアン・ペイスとともにDeep Purpleを結成した。

当時のDeep Purpleは、クラシック音楽の要素を取り入れたオルガン・サウンドと、ブルースやロックを基盤としたギター・プレイを融合させた独自の音楽性を追求していた。

デビュー・アルバム『Shades of Deep Purple』は1968年に発表され、同作に収録された「Hush」がアメリカでヒット。続く『The Book of Taliesyn』『Deep Purple』と、短期間に3枚のアルバムを発表し、バンドは国際的な活動へと歩みを進めていく。

シンパーはこの初期3作品でベースを担当。後にハード・ロックの象徴となるDeep Purpleの基礎が形作られていく時期に、重要な役割を果たした。

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第2期Deep Purpleへの転換と脱退

1969年、Deep Purpleは音楽性の転換を図り、ボーカルにイアン・ギラン、ベースにロジャー・グローヴァーを迎えることを決定した。

このメンバー交代によって、シンパーとロッド・エヴァンスはバンドを離れることになる。

新体制となったDeep Purpleは、1970年の『Deep Purple in Rock』を皮切りに、よりヘヴィなハード・ロック路線を確立。「Black Night」や「Smoke on the Water」など、ロック史に残る楽曲を生み出していった。

シンパー自身はその後、Warhorseなどのバンドで活動を続け、Deep Purple在籍時とは異なる音楽的な方向性も追求していく。

Deep Purpleの歴史を支えたオリジナル・メンバー

Deep Purpleといえば、イアン・ギラン、リッチー・ブラックモア、ジョン・ロード、ロジャー・グローヴァー、イアン・ペイスによる第2期の黄金時代が広く知られている。

しかし、その成功の前には、1968年の結成から続く初期メンバーの活動があった。

ニック・シンパーは、Deep Purpleがまだ世界的なハード・ロック・バンドへと成長する前の時代を支えたベーシストである。

バンドの歴史を振り返るとき、オリジナル・メンバーとしてその出発点を担った彼の存在も忘れてはならない。

代表曲 Hush

1968年に発表されたDeep Purpleのデビュー・アルバム『Shades of Deep Purple』に収録された楽曲。ジョー・サウスが作曲し、Deep Purpleによるカバーはアメリカで大きなヒットを記録した。

ジョン・ロードのオルガンとリッチー・ブラックモアのギターが生み出す躍動感に、シンパーのベースが加わり、初期Deep Purpleの魅力を伝える代表曲となっている。

関連作品

  • Deep Purple『Shades of Deep Purple』(1968年)
  • Deep Purple『The Book of Taliesyn』(1968年)
  • Deep Purple『Deep Purple』(1969年)
  • Warhorse『Warhorse』(1970年)

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